好きだったんです、幻冬舎。角川を飛び出して、良質の文学を世に問うて、若い出版社がここまでやれるのかと惚れてたんです。
方向転換したのはいつでしょうか、すでにありふれてる雑学本とかターゲット不明なエッセイとか、ここ数年「文学」からどんどん離れてきてるのを見て、少しばかり哀しい思いをしてたんです。それでも、村上龍『五分後の世界』を出せた出版社として、期待も捨てずにきたんです。しかし・・・。
いまほど、来週発売となる幻冬舎文庫の情報を求めて公式サイト見に行ったんだけれども、まだ12月分しか載ってない。そんで、どうやら去年夏から始まったようなのですが幻冬舎感動便というコーナーがあるのに今日気づきました。
楽天でもろみ酢売ってらっしゃいます。
何がしたいのだ? 実社名あげてこんな言い方いかんのかもしれんけれども、もろみ酢売る暇があるならほかにやることいっぱいあるような気がします。
思い切ったことはじめたわりには僕も知りませんでしたし、あまり話題にもなってないような。通販支援Blogでは「異業種が参入してきた」という文脈ですが、こちらから見たら、文芸から出て行っちゃうの?という感じです。
文学を期待したいのですが、もうダメなのですか?