2005年11月

近況報告

『小説の自由』・・・って自由すぎないか

保坂和志の分厚い小説論『小説の自由』のレビューをアップしておきました。 今月号は「小説をめぐって」の7でなく6のはずではないかと思われるだろうが、先月号(六月号)の「新潮」創刊一〇〇周年記念特大号に載せた短篇『桜の開花は目前に迫っていた』を連載の6とすることにしたので、今回は7になる。(『小説の自由...

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ブックオフのオンライン販売

ブックオフ、古書やCDなどのオンライン販売事業に参入(インプレス) あれ? ネット古書販売なら「イーブックオフ」や「文庫オフ」でやってるじゃん。と思ったら、出資率の低い別会社でやってるものだったので、「ブックオフ」本体として満を持して乗り出すんだというニュース。 要は、グループ会社(?)がやってて好...

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ある日の書店の歩き道

会社の昼休みは毎日書店に入り浸る、という生活が(書店まで距離のあるオフィスに移転して以来)崩れて久しいわけですが、久しぶりに昼書店を堪能したのでなんとなくレポート。 入口入ってすぐ左手に注目新刊のコーナー。町田康『東京飄然』が置いてあるので買って帰ることに決定しながらも、後で拾おうとまだ手に取らない...

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文芸家協会、図書館に物申す。

文芸家協会など5団体、図書館の充実求める声明(YOMIURI ONLINE) 共同声明:図書館貸し出し補償求める 文芸家協会など(MSN-Mainichi INTERACTIVE) それぞれ報道の重点はまったく逆になっちゃってるんですけど、恐らく声明趣旨は毎日のほうが正しそうですよね? 要は、「図書...

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iTMSで音楽を買う。

iTuneMusicStoreで曲を買う、ということにはもう抵抗なくなっていて、ときどきダウンロード購入してます。これまで100曲くらいかな。 iTMSではm4pというフォーマットで城壁を作り、iPod以外のプレイヤには転送させない、という戦略を行ってるのですが、そのガードは勝手に外してます。JHy...

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『半島を出よ』続々受賞

村上龍『半島を出よ』が、つい先週、毎日出版文化賞を受けたばかりのところ、今日は同作が野間文芸賞を受賞したとのニュースです。すごいですね。 私も絶賛を惜しまない作品ですから、文句ないです。 しかし『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸「新人」賞を取ったのが1981年。そこから24年たった本賞です。僕...

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泣いたことは秘密じゃないけど『秘密』

東野圭吾『秘密』。旅先に持っていって、復路新幹線で読みながら泣きながら帰ってきたようなところ。人に薦められないと手に取らないカテゴリの作家ですが、薦めもありまして始めて手に取ったのでした。 いまどき話題にしててもしようがないんですけども、要所要所のツボの作り方に感心してました。奇妙な設定にも関わらず...

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