保坂和志の分厚い小説論『小説の自由』のレビューをアップしておきました。
今月号は「小説をめぐって」の7でなく6のはずではないかと思われるだろうが、先月号(六月号)の「新潮」創刊一〇〇周年記念特大号に載せた短篇『桜の開花は目前に迫っていた』を連載の6とすることにしたので、今回は7になる。(『小説の自由』より引用)
のけぞりますね。別に書いた小説を、連載中の小説論の1章とカウントすることにした、なんて普通やれませんよ。しかもその小説部分が全然浮いてないなんて。
後半のアウグスティヌス論を読んでてもおいてきぼり感いっぱいですが、これぞ保坂節。