冬になってきましたね

近況報告

急に冬な感じになってきましたね。もう今年も暮れてゆくのか。年末忙しくなるかもしれないので毎年12月にやってた仕事をいまやってます。

それはレビューコーナーのデータメンテナンス。各図書の価格と、「絶版」「品切」のステータスを記載してるのを、年に一度つけなおしてるのです。「この作家読んだことないんだけどまずどれ読んだらいい?」って人にはできるだけ絶版本でなく入手可能な本を薦めたりしたいじゃないですか。とか思いながらやってるんですけどね。

具体的にはその本のAmazonでのステータスを見にいって価格チェック、品切れになってないかどうか見る。品切れの本については今度は書協DBで調べてここに掲載がなくなってたら「絶版」、書協には載ってるけどAmazonで品切れという場合には「品切」って表示するようにしてるのです。絶版と品切って難しいのですけど内部ルールとして。たまたま重版の隙間だったりするかもしれないのに「品切」と表示して1年放置するのも乱暴ですけど、個人サイトなので自分が満足するように作ってます。

その地道な作業をほめてもらおうと思って書いてるわけじゃなくて、今回の作業で例年と違う感触があって、それ書いておこうと思ったのですね。

まずひとつは「今年1年で、絶版になった本が大量にあるな」です。特に角川書店と集英社。名指しできる程度には目立った動きです。例年にない量。つまり発売から撤収までの時間がこれまで以上に縮まってる。「本が売れない」が加速してるのか、経済(or経営)状態のためなのか分かりませんが、ちょっと気になります。

もうひとつは「文春文庫値上げしてる」です。他の版元でも価格改定してる本はあるのですけど、文春文庫がかなり広範囲に値上げしたのですね。20~30円程度ですが。値上げせざるをえない環境になってますか。そうですか...。本の値上げって気づきにくいですよね、同じ本を何度も買ったりしないので。

出版業界の冬を手元で見ちゃった、という感じです。