iPadを買おうかどうか迷っている人のためのフローチャート
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100408_ipad_flowchart/
笑った。買えない。
実際のところ皆のiPadを買う動機ってなんなのか興味はあります。
米国など、すでに「電子書籍コンテンツ」が揃ってるエリアだったら「本を読むデバイス」でもあるという宣伝方もある。でも日本での状況は「市場流通してる電子書籍コンテンツ」という意味においてはリブリエやシグマブックが死んだ時代からあまり変わってなくって、業界も「(既存の紙媒体との関係性を)考えねば」とようやく立ち上がったばかり。日本でiPad読書が満喫できる日は来るのかどうかも不明。
そんな状況で、Kindleとともに「電子書籍の黒船だ」なんて言われながら、一方でiPad日本上陸!って紹介のなかでは「ゲームができます」とか焦点のぼやけたウリ方をされてるように見えました。ゲーマー層の手元に届けてから、ゲームと親和性の高い(なおかつ電子書籍として認知もある)マンガを売っていこうとかそういうこと?
しかし、現状日本において嘘にならない商品カテゴリとしても、もともと備わってる機能としても、iPadは「読書端末」ではないですよね。これを「黒船」として喧伝するのは、出版業界を「電子書籍化へ乗り出さねば」と追い詰めるためのアッピールとみなしていいですか。であれば、手伝いたい所存。
とりあえず「ガジェット好き」じゃない普通の読書人たる私としては、好きな作家の新作がそこで読めるというような環境までは手が出ないのですけども。